受験をするかどうかの判断をいつ、だれが行うか
中学受験を決めたのは誰ですか
そもそも中学受験をするか否かについて、みなさんは、いつ、どのように決定されたでしょうか。少なくともスタート時点においては、親の意向が強く働いたものと思います。
なにしろ当の本人は、まだ小学校の中学年なのですから。
我が家も、私の意向です。私も妻も、中学受験の経験はありませんが、私がそう決めました。
中学受験に挑戦すると決めた理由
- 思春期に多少ドロップアウトしても高校受験のない6年間の中でリカバリーできる可能性が高い。
- 友だちの影響を多分に受ける時期なので、似たような境遇、似たような進路を目指す子たちの中で過ごした方がいい。
「多様性」が求められる現代において、「時代に逆行する」「過保護だ」
とお叱りを受けそうですが、「自分も親にそうして欲しかった」という私の勝手な想いと、やや内弁慶な息子の性格を考えた結果でした。
ただし本人が「やめたい」と言ったら、その気持ちは尊重します
小学3年の3学期ごろから塾に行き始めましたが、本人も最初は事情がよくわからずに通っていたのだと思います。それまで通っていたサッカースクールと同じような感覚で。
いずれ、事情を飲み込むことができるようになった息子が「中学受験をしたくない」と言い始めたときは、けっして無理強いはせず、その気持ちを尊重してあげようと考えていました。
幸か不幸か、息子の場合は「地元の公立中学ではなく、私立に行きたい」という気持ちが芽生え、勉強そのものは嫌々ながらも、現在も受験の準備を続けています。
次第に本人もその気になれば
息子が受験をすると決めた本当の理由は、本人でなければわかりませんが、彼なりにいろいろと考えてのことなのだと思います。
大人と同じように、子供は子供で、学校では人間関係上の問題を抱えているのでしょうし、「親の期待に応えたい」という気持ちも多少はあるのでしょう。
昨日のブログで「学校訪問」について書きましたが、学校訪問中に息子の表情が途端に明るく変わるのは、私立中学の清潔で充実した設備を目の当たりにしたときでした。
学校訪問に連れていくにつれ、「設備の充実した私立」に行きたい、学びたいという気持ちを強めていったようです。
このような例は、我が家だけのことではないはずです。選択肢をいくつか与え、実際にこの目で学校を見て、自分のその後の生活が想像できるようになったとき、自ら「受験したい」と考えるようになったお子さんも多いものと思われます。
最初は親が仕向けたこととはいえ、次第に本人もその気になったのであれば、親として、できる限りのサポートは行っていきたいものです。