大学進学おめでとう
娘へ
大学進学おめでとう。少し時期外れではあるけれど、素直に君の頑張りを讃えたい。
他にも意中の大学がいくつかあったことから、もしかしたら「もう一年チャレンジさせて欲しい」と言われるかもしれない、大学に入学したけれど抱いていた想像と異なるために「もう行きたくない」と言われるかもしれない、実はそのようなことも少し考えていました。
だから、入学して一か月が経過した今、「大学生って、もっと時間にゆとりがあるんじゃなかったの?」とボヤきながらも授業の課題に忙しく取り組む君の姿を見ていて、父親として少し安心をしています。
心配をする必要はなく、すでに君は将来に目を向けているようですね。
大学一般入試の最終日、君から「今日で本当に終わりなんだね」とLINEをもらったことが忘れられません。確か「お疲れさん」と返信したように記憶していますが、それに対する「パパも今までお疲れさま」の文字を見て、何とも言えない感情が湧き起こったのを強く覚えています。
その一言にそれほど深い意味はなかったものと想像するけど、これを機に親子の関係も変わらざるを得ないのだろうな、次のステージに入ったのだな、と感じました。それは親として、喜ばしく思うのと同時に寂しいものでもありました。
前にも言ったけど、君の入学した大学に対しては、私は自分が大学生の頃からとてもいい印象を持っています。しっかり勉学に励むこともできて、学生へのサポートも手厚い印象です。親として、大いに満足しています。
これまでよく頑張った。お疲れさん。悔いのないよう、大学生活を楽しんでください。