「50の手習い」を続けていくために必要な心構えとは
小さな目標達成の積み重ねが大切
何かを成し遂げようとするとき、スタートからゴールまでの時間、距離が長ければ長いほど達成する確率は低くなるものです。したがって、目標は小さく細分化して進捗管理することがおすすめです。
経営であれば、中長期経営計画の策定は重要であるものの、それだけでは人は動けません。具体的な行動に落とし込むために、年度、四半期、月次、週次、日次と、目標値を細分化して設定する必要があります。言わずもがな、その日々の達成の積み重ねが中長期経営計画の実現を可能とするからです。
現在、正しいポジションにいるのかどうか、いなければいつどのように修正すべきか、評価・確認するために短期的な目標が必要となります。
資格の取得であれば、いきなり司法試験のような難関資格にチャレンジするのではなく、比較的簡単に取得できる類似の資格取得から始め、徐々にレベルを上げていくのが望ましい方法かと思います。
はじめは「やる気」がみなぎっていたとしても、取得(ゴール)までの時間が長期に及ぶと次第にその熱も冷めてしまうことが少なくないからです。また、「その道」が自分に適しているかどうか推し量る、見極めるにも、短期勝負のほうがダメだった場合のダメージも少なくて済みます。
「50の手習い」としての短期目標
「50の手習い」をスタートするにあたり、2つの短期目標を設定しました。
- ブログの立ち上げと「Google Adsense」の審査合格
- プログラミング学習サービス「Progate」の完了
この2つの短期目標を達成できなければ、または途中で飽きてしまったら、「自分には向いていなかった」と判断できます。もし、達成できれば、この先もさらなるレベルアップに向け、本腰を入れて取り組めそうです。
「継続は力なり」のルーティン化
とりあえず方向性と短期的な目標が決まったら、それに向けて実行するだけなのですが、あまりにも気負い過ぎるとかえって「挫折」しやすくなります。
望ましいのは、まるで歯を磨くかのように、日常生活の中にルーティン化して組み込むことです。考えなくても、自然と取り組めるようになれば、しめたモノ。
ちなみに、
- 仕事から帰宅したらパソコンに電源を入れて「WordPress」を立ち上げる
- 朝、会社の始業時間までの間に「Progate」を2コマ取り組む
これを今のところ毎日続けています。
完璧を求めない
いつまでも初歩的なことに時間をかけずに、短期間に集中的に終わらせたほうがいい、という意見もあるのは承知しています。私も20代、30代なら、そうしていたかもしれません。
そこは「50の手習い」です。とにかく「ハードルを下げること」、そして「毎日続けること」に重きをおいています。
そして、毎日のルーティン化といっても、たまには出来ない日もあるでしょう。それも受け入れるようにしています。あまり「完璧」を求め過ぎると、たった一日さぼっただけで、続けるのが嫌になってしまいます。
完璧さを求めず、適度にレベルを抑えながらコツコツ続けていくこと。「50の手習い」には、そのくらいの心構えと姿勢が向いていると思います。