夏休み期間中の体調管理は睡眠時間の確保が重要
例年に比べて短い夏休み
我が家の子供たちは、8月9日(土)から、やっと夏休みです。
すでに夏休みに入っている地域、学校もありますが、新型コロナウイルスの影響により1学期が長く休校となったこと、今年の夏休みは2週間余りに短縮されています。
ただ、例年どおりに夏休みが40日程度あったとしても、受験生は夏期講習の毎日であったに違いなく、この状況は喜ぶべきか悲しむべきか、受験生たちも複雑な気持ちでしょう。
小学6年生の夏はハードスケジュール
中学受験の小学生と、高校受験の中学生を相対的にみても、心配になるのは、やはり小学生の方です。
我が家でも、中学生の娘はお昼を食べてからゆっくり夏期講習に出掛けるのに比べ、小学生の息子は朝から晩まで塾に缶詰でハードスケジュールです。
新型コロナウイルス感染症への懸念もありますが、猛暑の中、重たいカバンを背負って塾に通う幼い小学生の体調管理が気になる親御さんも多いことでしょう。
息子に聞いた話ですが、お昼に持参したお弁当を食べるときも新型コロナウイルスの感染防止のため、会話は一切許されず黙々と食べるのだそうです。
また、みな疲れ切っているのか、食後は机にうつ伏せになり、ぐったりしている子供が多いとのこと。
そのような話を聞くと、さすがに私も心が痛みます。
気になる体調管理
子供たちのメンタルケアも気になるところですが、新型コロナウイルスに加え、これだけ猛暑の日が続くと、今は体力、体調管理の方に気を配らなければなりません。
新型コロナウイルス対策である手洗い、マスク、ソーシャルディスタンスは当然のこととして、意外と盲点なのが「エアコン対策」です。
塾では、座席によってエアコンの冷たい風が直接体に当たることもあるようです。座席は「ソーシャルディスタンス」によって動かせる余裕もなくなっているでしょうし、内気な小学生は「寒い」と言えず我慢してしまうことも十分考えられます。
なので、この猛暑であっても、寒いときに羽織るためのパーカーを必ず持たせて塾に向かわせることをおすすめします。
そして、子供の体調管理として親が一番気になることといえば、睡眠時間の確保ではないでしょうか。
受験生であっても、そこは小学生。夏休みに入ると「多少遅くまで起きていても構わない」という気分が少なからず子供たちに生じてしまうようにみえます。
夏期講習の解き直しや宿題、もちろんたった2週間といえども学校の宿題もあります。やることはたくさんあるのですが、それを「夏休み」だからといって、睡眠時間を削って帳尻を合わせようとしがちです。
そこまでして課題に取り組む姿は立派なのですが、親としてはここで倒れられてもかないません。
睡眠不足の攻防
そもそも人は、時間がなければないで、その限られた時間内で集中し、効率的に課題を終えようとするものですが、「遅くまで起きて帳尻を合わせればいい」という気持ちが生まれた瞬間、アクセルを緩めがちとなるものです。
このような場合、一般的には「就寝時間は必ず決めて守りましょう」といったアドバイスがなされるものと思いますが、「言うは易く行うは難し」です。
また、「早く寝なさい」と叱ってみても、あまり効果的とは言えません。一度できた習慣を変えるのは、なかなか難しいものです。
我が家では、子供の睡眠不足の防止から、二つのことを心がけています。
- 一つ目は、他の家族がみな先に寝てしまうこと。
さすがに小学生は、一人で夜遅くまで起きているのは心細いようです(さすがに中学生にはあまり効かないです)。
- 二つ目は、力づくでも朝早く起こすこと。
朝の決まった時間、寝室でぐずっていたとしても肩に抱え、リビングまで運んでしまいます(これも小さい小学生が相手だからできることです)。
無理やり寝かしたり、起こしたりするのは、可哀そうな気もしますが、睡眠時間をきちんと確保してあげることが、この猛暑を乗り切るためには必須であると思います。
各家庭でやり方は異なるかもしれませんが、しばらくは親子での夜半の攻防が各家庭で続くのでしょう。